児童施設で温度管理が求められる理由と使用機器の概要

人間が快適に生活するには、気温の変化に上手く対応しなくてはいけません。

大人であれば代謝機能により、暑い時は自然と汗をかくことで体温を調整しながら身体を外気温に合わせて生活ができます。冬場であれば心臓を早く動かして血圧を上げて体温を高めます。

しかし、子どもの場合は代謝機能が未発達で、身体を外気温に合わせることができません。そのため、空調機器を用いて適切な温度管理が求められます。図書館や学校・保育所などの児童施設で温度管理を適切におこなう場合、大人が常に室温に気を配る必要があります。一般的には温度計で人間が心地よいと感じる18度~25度の範囲を目安にして、エアコンを運転します。夏であれば25度を上限にして冷房を使用し、冬場は22度前後で暖房を使うのですが、エアコンのみだけでは室内を一定温度で管理することは非常に難しいものです。室内を均一な温度にするには、エアコンを作動させる時は「サーキュレーター」を用います。

この「サーキュレーター」とは空気を撹拌させるためのファンで、冷房・暖房ともに使用することが可能です。例えば冷房を動かした時、冷たい空気は床付近に蓄積されるので天井と床とでは温度差が生まれます。この温度差を解消するために室内全体の空気を撹拌うることで適切な温度管理がおこなえるという訳です。夏の暑さと冬の厳しい寒さから子ども達を守るためには、エアコンと「サーキュレーター」を併用して室温の温度差をしっかりと無くすようにしましょう。

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